理事長挨拶

神谷幸枝

前理事長・神谷幸夫との二人三脚でスタートした「ゆうなの会」も早37年が経ちます。その間、「ご利用者の目線に立ったオンリーワン」を合言葉に、ご利用者やご家族、地域の方々から多くのことを学びながら、たゆまず歩んでまいりました。ここまで発展できましたのは皆さんに支えられてのことだと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

どんな時でもご高齢者に敬意をもって向き合い、偽りのない真心で、相手の思いに耳を傾ける。「真」という言葉に込められた前理事長の思いは、今でも脈々と息づいています。今後はこの思いを思いのままで終わらせることなく、さらに上質なホスピタリティに引き上げることが私の役割です。そのためにも、女性ならではの視点を取り入れることが不可欠だと考えています。

優しさ、きめ細やかさや、発想の柔軟性という視点を活かし、それを維持させていくには、職員のモチベーションを上げることが何よりも大切です。まずは職員が幸福になること、ご利用者の幸福とはこの一言に尽きるのだと思います。笑顔でイキイキと働く職員の姿を見て初めて、ご利用者も笑顔になれる。そんなふれあいに喜びを感じ、職員もますます笑顔になる。こうした幸福の連鎖があってこそ、ご利用者は健やかにこころ通う毎日が過ごせるのではないのでしょうか。

今後も地域との連携を深めながら、「地域あっての施設」をスローガンに、地域に開かれた施設を目指していきます。いつまでも設立当初の熱意を持ち続け、皆さまのお役に立てるように歩んでまいりたいと思います。

社会福祉法人「ゆうなの会」

理事長 神谷幸枝